頚肩腕症候群とは、首や肩、腕に起こるコリ、痛み、しびれなどの症状を総称したもので、つまり一般的な「肩コリ」のことです。
肩コリで悩まれている方は多いのではないでしょうか。
肩コリと一言でいっても、人によって様々な原因や痛みの種類があります。
今回はその原因や種類、予防や対策について書いていきます。
「肩コリ」の種類とその原因
1. 筋肉緊張性肩コリ:長時間のデスクワークや同じ姿勢での作業、ストレスなどが原因で肩の筋肉が緊張し硬くなることで起こります。
2. 肩関節周囲炎:一般的に四十肩・五十肩とも呼ばれています。肩関節付近の組織が炎症を起こすことによって引き起こされる痛みです。スポーツの怪我や慢性的な過重負荷が原因となることがあります。
3. フローゼンショルダー:肩関節が硬直し、動かしにくくなる状態のこと。原因が明確でない場合がありますが、ゆっくりと進行することが特徴です。
4. 頸椎ヘルニア:頸椎(首の骨) の椎間板が圧迫または神経を圧迫することにより、肩こりや痛みを引き起こすことがあります。
これらは一般的な肩コリの種類の一部になります。
「肩コリ」の予防・対策
1.適切な姿勢を保つ:長時間のデスクワークやスマートフォンの使用などで姿勢が悪くなりがちです。背筋を伸ばし、肩や首の位置を正しく保つよう心がける。
2. 適度な休息をとる:長時間同じ姿勢で作業する場合は、定期的に休息を挟むことが重要です。筋肉や関節に負担がかからないように、休憩時間中にストレッチや軽い運動を行いましょう。
3. 適切なデスク・チェアの利用:デスクワークを行う場合は、適切な高さと椅子を使うことが大切です。デスクや椅子の高さを調整し、正しい位置で作業することで、肩や首への負担を軽減することができます。
4. ストレッチやエクササイズを行う:肩や首の筋肉を柔軟に保つために、日常的にストレッチやエクササイズを取り入れましょう。特に、肩周りや首の筋肉を重点的に鍛えることが大切です。
5. ストレスを管理する:ストレスは肩こりや頚肩腕症候群の原因になることがあります。ストレスを軽減するためには、リラクゼーション法やストレス管理の方法を学び、日常的に取り組むことが重要です。
これらによって、頚肩腕症候群(肩こり)の発生リスクを軽減することはできますが、症状が重い場合や持続する場合は医師に相談することをおすすめします。
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