四十肩・五十肩(肩関節周囲炎)

今回は四十肩・五十肩について書いていこうと思います。

四十肩・五十肩は、正式には「肩関節周囲炎」といいます。肩の周りの組織や筋肉の炎症や痛みを指します。

その名の通り、40代で症状が出れば四十肩、50代で症状が出れば五十肩と呼んでおります。

四十肩・五十肩かどうかをチェックするポイントはこちらになります。

ポイント1.肩や首の辺りに不快感や違和感がある

    2.肩を動かすと痛む

    3.肩の周辺を押すと痛む

    4.肩の痛みが首や腕まで広がっている

    5.夜から朝にかけて、肩の痛みが強くなる

    6.片方の肩だけに痛みや不快感がある

    7.腕を頭の上に挙げにくい

    8.腕を背中に回しにくい

四十肩・五十肩は一般的に、急性期には痛みが激しく、ひどい場合は夜も眠れなくなる人もいます。炎症は徐々に治まり、運動制限を主症状とする慢性期を経て、半年〜1年で回復に向かいます。しかし、自然に治るからと適切なケアを行わないでいると、肩関節が固まったまま動かなくなることもあります。急性期には安静を保つことが大切ですが、急性期が過ぎたら、可能な範囲で肩を積極的に動かす方が回復が早く、癒着による後遺症も防ぐことができます。

目次

四十肩・五十肩による症状

1. 肩の痛み

肩の前や外側、後ろに痛みを感じることがあります。痛みは、静止状態や特定の動き時に増すことがあります。

2.運動の制約

肩の可動域が制限され、特定の動きがしづらくなることがあります。特に肩の上げ下げや横方向の動きに制限を感じる場合があります。

3.炎症・腫れ

肩周囲の組織に炎症が起きるため、肩周囲が赤くなったり、腫れたりすることがあります。

4.骨や筋肉の弱りや変形

長期間慢性的に炎症が続くと、肩周囲の組織や筋肉が弱り、変形することがある場合があります。

四十肩・五十肩の原因

組織の変形

年齢とともに肩周囲の組織(筋肉や腱)は衰えや劣化を経て、炎症や痛みが引き起こされる可能性があります。

過度の使用や繰り返しの動作

肩関節に長期間または頻繁に負担をかけることは、肩関節周囲炎のリスクを高める可能性があります。

姿勢の問題

悪い姿勢や、肩の位置や動きに影響を与える要素(デスクワークやスマートフォンの使用など)も、肩関節周囲炎のリスクを高める可能性があります。

代謝や炎症の変化

遺伝的な要素や個人の生活習慣や身体的な特徴によって、代謝や炎症の変化が引き起こされることもあります。

治療方法・予防

痛みが治まってくる「回復期」や続く「炎症完全沈静期」には肩関節をよく動かすことで回復時間の短縮が見込めます。マッサージやストレッチを無理のない範囲で、継続的に行うと良いでしょう。回復期のセルフケアとしてはお風呂で温まったり、無理のない運動をすることをおすすめします。

また、足圧で四十肩・五十肩の予防のお手伝いができます。一緒に四十肩・五十肩にならない身体づくりをしましょう!

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